看護師国家試験の模試の勉強方法 模試って受けた方がいいの?
- 看護師国家試験の模試は受けた方がいいの?
- 看護師国試の模試はなんで受けたほうがいいの?
- 模試は勉強してから受けた方がいいの?
- 模試をうけるべき時期とその回数
- 模試の種類
- 模試を受けた後の復習法
- 模試が返却されたら…
看護師国家試験の模試は受けた方がいいの?
看護師国家試験にも模試があるのをご存知でしょうか??
学校によっては、強制だったり、各自に任されていたりします。
専門の看護学生さんや、大学の看護学生さんとお話していると、「大学受験の時ならわかるけど、国試の模試もうけたほうがいいんですか?」とよく聞かれます。
この質問に対してわたしはかならず、
模試はゼッタイ受けてね!
と話しています。模試は必ず受けてほしいです。
看護師国試の模試はなんで受けたほうがいいの?
模試というのは
- 自分の苦手分野を知る
- 自分と国試で求められる知識のギャップを知る
- 試験の雰囲気・問題に慣れる
- 看護師国試の最新の傾向が書かれたパンフレットがもらえたりする!笑
という目的があると思います。効率的に勉強を進めるにあたって、自分の苦手分野を把握することや、知識のギャップを知ることはとっても大事です😺
模試は勉強してから受けた方がいいの?
これもめっちゃ聞かれます!笑
その質問したくなる理由もよくわかる!私も思ってましたw看護師の国試って暗記中心だし、模試直前に勉強すると点数が上がってしまって正確な実力がわからなくなるから、対策しない方がよくない?って考える子、多いです。
でも、何も対策しないで模試うけたら、満遍なく全ての分野ができないんです。つまり「苦手分野」がどこなのかが全くわかりません。
そのためわたしは、はじめの模試では
好きな分野、簡単そうな分野、最近ならった範囲や実習で受け持った診療科
だけ勉強して臨む
のをオススメします😊そうすれば
そのためにしていった自分の勉強法が正しかったのか?点数に結びついているか?
まったく勉強していない範囲はどれくらい点数が取れなかったのか?
なかでも聞いている言葉がちんぷんかんぷんだったのはどこの分野か?→苦手分野!
などなど模試の目的が果たせると思います♪
模試をうけるべき時期とその回数
学校で申し込んでもらっている場合は、それに沿って受けてください(^▽^)
私のおすすめは、受験する年の前年度に一度受けて、その後は2~3か月に1回受けることをオススメします。(私の大学ではそんなカンジでカリキュラムが組まれていました。)
例えば4年生大学の場合は、
🌸3年生
冬~春 1回
🌸4年生
4~5月 1回
6~7月 1回
9~10月 1回
11月~12月1回 必修問題だけの模試
1月 1回
いろいろな業者で模試が実施されています。模試はいろいろな業者のものを織り交ぜて受けるようにしましょう!(会社によって出題の仕方にクセがあったり、難易度も異なります。)
模試の種類
- TECOM
…ものによっては難易度が高いことがあって、引き締まります笑 - 東京アカデミー
…受験者が多く、解説も丁寧です。 - さわ研究所
…受験者がかなり多く、出題の難易度は本番に近いかも。 - 学研メディカル秀潤社
…受験者最大級らしいです。こういう模試では自分の正確な立ち位置を知るのに活用してほしいです
などなど、ほかにもあります。
模試は個人でも申し込むことができます。各業者のWebサイトから申し込みをしましょう。
当日の服装はなんでもOK。持ち物は、送られてくるメール等をチェックしましょう。
模試を受けた後の復習法
なるべく翌日までに自己採点をする
まずやるべきは、模試が終わった直後の自己採点です。直後は悩んだ問題についてもすべて鮮明に覚えています。悩んで考えたことを覚えているうちに「あ!だから間違えたんだ!」と理解するのが1番効率よく模試を活用して勉強できます。
結果が返ってくるのはだいたい試験から1カ月後なのでこの時期まで放置するのは絶対やめましょう!
そのため、試験本番では自分が書いた解答を問題用紙にチェックしておきましょう。
もらった解説を読み込む
自己採のあとの解説冊子のよみこみ、すっごく大事です。知らなかったこと・できなかったことを片っ端から知り、自分の参考書(レビューブック)に書き込んでいくという作業です。看護国試って範囲がめちゃくちゃ膨大で、いろんな方向から出題されるから、覚えていたと思っていた内容でも、「え!そんな聞き方するんだ」ということはざらにあります。
初めて模試をうけた看護学生さんで「ほぼミスったから、全部復習するのは無理だよ…」という場合は、優先順位をつけて必修問題・もうすでに勉強した範囲だけは絶対に完璧に覚えていきましょう。
模試が返却されたら…
まず目に入るのが判定&順位ですよね。わたしが2週間後の本試験を前に返却された模試の結果で、「必修落ち」を目にしたときのショックは今でも覚えています…
しかし、模試でいくらいい判定をとっても合格100%ではありません。模試による難易度は違いますし、たまたま知っている問題が出ただけかもしれません。ざっくりとした判定に一喜一憂しないこと!
そして私は、直前期の模試の判定は見なくてもいいと思います笑
だって自己採の時点で、自分の間違えた問題は確認できています。もちろん悪い判定をポジティブな力に変えることのできる方はいいと思うのですが、
わたしのように残り2週間で「必修落ち」みたいな結果をみることは精神衛生上よくないですw試験直前のメンタル管理はとても大事ですよ😊
合否を分ける「最強の勉強計画」の立て方|現役看護師が伝授
看護師国家試験に勉強計画はいるの?いらないの?
そもそも、勉強計画は必要なのでしょうか。看護師国家試験って普通にやっていれば受かるみたいだし、看護学生は実習で日々忙しいし、どうせ計画通りにいかないなら、最初から計画なんか立てない!という人もいるかもしれません。
いままでの学校のテストにおいては、それでも良いかもしれません。でも、看護師国家試験の受験勉強では長期での対策が必要不可欠です。このような場面において、無計画で挑むのはゼッタイにおすすめしません。
解剖生理や、病態生理、薬理から保健統計など、膨大な出題範囲を、適当に対策していくのは不可能です。あまりに量が多すぎるし、非効率です。
というわけで、看護師国家試験験勉強においての勉強計画は「必要」であり、勉強計画を制する者が受験を制するといっても過言ではないです。
計画を立てるといっても、難しく考えないでください。
ステップ通りに行うだけです♪
その1 看護師国家試験についてちょっと調べる
まずは、看護師国家試験について概要を知ることです。
自分はどんな試験を受けるのか、そのためにはいつまでになにをしなければいけないか、これをちゃんと知っているか知らないかで、その後の勉強の効率が全然違います。
なにをすれば合格に近づけるのかわからない状態で勉強を進めても、「これでいいのかなぁ」とずっと不安を抱えながらやっていくことになってしまいますし、そもそも非効率的です。
ここで、
「やるべきことってどうすればわかるの?」
と思う方いらっしゃるかと思います。
学校によっては、学校が主体的に「国家試験について」という講義をしてくれる場合があります。それをしっかりメモをとっておくのは一番正確かと思います。
「いまのところ、そのような講義は行われてない…」
「なんかそんな講義あったけど出なかった・・・」
という方、一番手っ取り早い方法は、
- 先生に聞く
- 公式サイトで調べる
- 自分の学校の先輩にアドバイスを求める
かと思います。試験日はいつなのか?どんな試験が行われるのか?全体の概要をつかむことで、いつまでになにをすると受かるものなのかということを把握しましょう♪
その2 決めた問題集の1問、1講分の時間を測る
全体の概要を把握したら、問題集、参考書をそろえてください。問題集、参考書の選び方については別の記事で解説します☆ここではすでに教材をそろえたものとしてお話します(^▽^)
国試について大まかに理解したら、
実際に使う参考書を解いてみて時間を計るというステップを踏んでください。
これはとってもとっても重要な作業です!!なぜなら、勉強計画を立てるには、「終わらせる問題集」に対して、それがどの程度の時間かかるものなのかを知って、毎日の「やるべきこと」を割り当てていく必要があるからです。
ただでさえ忙しい看護学生にとって、長時間勉強時間を確保するのも難しいことです。それにも関わらず、せっかく勉強に使える時間を、有効に使わなければ本当にもったいないです。そのためには自分の実力に合った正しい計画を立てる必要があります。
やると決めた問題集が、どのくらいできるのか知らなかったら、正しい計画を組むことができません😿
<具体的な方法>
まず、購入した問題集とストップウォッチを手元に用意してください。まず、ストップウォッチをスタートさせて、1問といてみましょう。
できなくていいです。考えてわからなければ、解説を読んでください。解説を読んで、自分なりに納得したら、ストップウォッチを止めます。
これをできれば3~4問くりかえしてほしいです。(問題によって難易度が異なるので)
8分・10分・6分・9分だったとしましょう。そしたら平均を出してください。
(8+10+6+9)÷4=8.25 1問とくのに約8分かかっているということになります。
こんなカンジで、問題集の問題1問とくのにだいたいどれくらいの時間がかかるかをメモします。
その3 長期計画と短期計画をたてる
看護計画とおなじです!長期目標と短期目標ってありますよね♪笑
- 年間計画
- 月間計画
- 1日の計画
の順に、どんどん毎日やることを抽出していくイメージです。
1.年間計画の立て方
まずは年間の計画を立てましょう。
ざっくりとなんとなくで大丈夫ですが、ゼッタイに書いてほしいのは
試験日
です!これだけは忘れずに♪あと、のこっている実習や、卒業試験の時期も書いておくといいかなと思います。
例えば、「母性実習はじまるまでに1~3章終わらせる→10月までに1周する→11月までに2周する。→2月入るまでに4周する」といったように、最終的に何周くらいすれば安心かを考えて、おおまかな方針を決めていました。
2.月間計画の立てかた
ざっくりと見通しを立てる年間計画に対して、1カ月単位の計画は念入りにしましょう。
この1か月の計画では、
- 実習はどこにはいるのか、勉強に費やせる時間はどのくらいあるか
- その月にどのような方法で何周するのか
ということを決めます。
このようにして、その月にこなす内容を決めます。
3.1日のやること計画
最後に1日単位の勉強計画を作ります。1日単位だと面倒臭いし、そんなに毎日の予定立てたくない!という人は、1週単位でもOK!
1問8分かかるとして、1章に20問はいっていたら160分かかりますね。
休憩時間も加味して、実習の記録を書いたり、授業の提出課題をする時間も加味して、
「1週間に5時間とる」などと決め、それを各週で終わらせられるように組みましょう。